味覚の異常にご用心。


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みなさん、おはようございます!
すっかり、春の陽気!!
嬉しいですねーー。

そんな中、最近来た患者さんで‘体調が悪くなると、口の中がおかしくなる。’と仰る方。
口の中が乾いて気持ち悪いけど、水を飲みたいわけではない。
味覚がおかしくなって、食べ物が鹹く(からく)感じる。とのこと。

この様な経験がある方、結構いるのでは無いでしょうか?

この患者さんのエピソードを聞いただけで、どの辺りがこの方のウィークポイントなのか
頭に浮かんできます。
実際の治療では、もちろん様々な診察をして決定しますが、それはさて置き。

東洋医学では、

口が乾く=唾液の分泌異常
鹹い(しおからい)

などの症状は、五臓の腎に何らかの変調があるサイン。

東洋医学的な腎の失調には、

髪のトラブル(脱毛・白髪など)
骨がもろくなる
耳鳴り難聴
息苦しい(吸い込みにくい)
などの兆候が見られる事があります。

また、口の中のトラブルという事で脾のトラブルもあるかも知れない。

鍼灸師は問診だけではなく、何気ない会話の中からも治療のヒントを得て治療に活かします。
診断即治療です。
重大な問題になる前に対処しておくと、病として現れることなく済む場合が多いです。
この事を、治未病(ちみびょう)と言い、優れた鍼灸師ほど先手を打って治療に加えていきます。

味覚や口腔内のトラブルは、もしかしたら内臓の不調を現しているのかも?
お早めに、お近くの鍼灸院へ!!

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