下輸盛通(げゆせいつう)


By

ゴールデンウィーク中日。皆さんは如何お過ごしですか?

福岡県太宰府市は、昨日からしとしと雨が続いて少し肌寒く感じる事もあります。
博多では「博多どんたく港まつり」が昨日から開催してますが、毎年のように天気に恵まれませんね・・・。

そんな中、きゅうあん鍼灸治療院はゆっくりとしたGWでございます。
そこで久しくUpしていなかったブログを。

東洋医学的に妊娠時における母体の変化として、

下輸盛通(げゆせいつう)

と言う生理機能があります。

正常な妊娠には、五臓の中でも特に腎の働きが大切になってきます。

腎は泌尿器的な役割の他に、成長発育・生殖能を主っていて、女性においては腎の気が旺盛になり妊娠に必要な精(せい)・血(けつ)の要素が任脈・衝脈という子宮(東洋医学では胞宮という)に繋がる経脈へ、‟どどーーーん!!”と注がれると、子供を授かり育む機能が完成した事になります。

この、‟どどーーーん!!”

つまり、任脈・衝脈の流れが極端に旺盛になる事を、東洋医学では『下輸盛通』と言うのです。

当院でも所謂婦人科疾患でお困りの患者さんを良く診させて頂きますが、生理痛や生理周期の異常も、腎の機能やそれを支える他の臓腑に問題がある事が多いです。

将来、結婚し子供を授かる事を望むのであれば、今のうちから腎の機能を正常に保っておいて、良い下輸盛通に備えましょう!

下輸盛通