5月5日の立夏も過ぎ、暦上ではもう夏ですね！

今回は、5月に旬を迎えるヨモギから作られるお灸のお話です。
食べてよし、飲んでよし、塗ってよし、と様々な使い方があるヨモギ。
私達、鍼灸師が一番使う方法がお灸(モグサ)です(^^♪

モグサはヨモギの葉の裏にある毛茸(もうじょう)と線毛と呼ばれる綿毛からできています。
たくさんの工程を経て不純物が取り除かれヨモギからモグサができます。
原材料にたいして作られるもぐさの量は少ないため実は高価だったりします(・・;)

そんなモグサを使うお灸ですが、効果がすごいんです。
痛みに対してお灸の温熱刺激により血流促進されることで患部の痛みが緩和されます。
また適切な熱刺激が入ることで鎮静物質(内因性オピオイド)が分泌され痛みを感じる神経をブロックしてくれます。

お灸独特の香りはチネオールという精油成分が燃焼時に発する香りです。
この香りには心を落ち着かせ、リラックスできる効果があります。
皮膚に適切な刺激がはいると、心の安定や多幸感、やる気を出してくれるドーパミン・セロトニン・オキシトシンといった幸せホルモンが分泌されます。
いま皆さんが気にされているであろう免疫力もお灸で高まります。

このように、お灸は痛みや、ストレス、免疫力をケアすることができるんです(^^♪

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