糖化と妊娠について考えて。


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こんばんは。
四元です!

糖化(とうか、Glycation)。

皆さんは聞いた事がありますか?

糖化とは、グルコースやフルクトースなどの還元糖とタンパク質との非酵素的結合が起きている状態。
つまり、甘いもの(お菓子やジュース、果物)の摂り過ぎで、体内のタンパク質に異常をきたしている状態。
タンパク質は大切な構成成分です。これに異常をきたすということは、様々な悪影響を考えなければいけません。

糖化反応は、グルコース濃度に依存して起り、生体のタンパク質に影響を与える。
つまり、体内にグルコース(糖質)が沢山あればあるほど、糖化反応が起こりやすくなる。

糖化していく過程で、後期に入ると不可逆性である。
つまり、もう戻れない・・・。

この後期反応が起きて出来てしまうのが、AGE(後期反応性生成物)です。
つまりAGEが、ある組織や細胞に沢山存在している状態は、、、。

糖化ストレスを受けた細胞は正常に機能しないようです。
また、AGEが様々な機能不全や老化に関わっていることが、盛んに研究されている様です。

糖化は老化であると言えそうですよね。
そのAGEが、女性の卵巣内や子宮内に多く発現していると、当然不妊のリスクになります。

でも私は、血液検査で血糖値は正常範囲内&HbA1cも異常なし。
私は大丈夫 😛 !!

しかし。

実は、そうでもなさそうなんです。
不妊自体は、卵胞や子宮内膜でのインスリン作用不全のみでも起こりうるため、高血糖や糖尿病検査値異常などの全身的兆候を必ずしも伴わない。

これはちょっと、普段口にするものについて考えなければならないと思います。
当院では、糖化のリスクを少しでも減少させ、かつゲストの方の生活パターンや趣向に負担になり過ぎない範囲で食事指導をしております。

その基本となる考え方は、
◎3大栄養素の摂り方を大きく変更する。
◎ビタミン、ミネラルの摂取です。

元気な枝葉、美しい花を咲かせるには、幹や根の状態が大切です。
これは、口にしたものや見聞きしたものを体内に取り込み、同化と異化の代謝を行う機能にあたります。
その点については、今までの鍼灸(特に循環や五臓の生理機能)によりサポートできると思っています。

しかし、土や水や空気は鍼灸だけでは変えられません。

だから、
 栄養=地の気 大なり小なり、殆どの方に食事指導をしています。
 呼吸=天の気 必要な方にはお腹を診て、呼吸の訓練もしています。

天・地・人の三才(さんざい)をトータルにサポートする体制を作っています。

当院をご利用下さるゲストの方のゴールへ一緒に行きたい。
元気な枝葉、美しい花を一緒に咲かせたい。

その一心で、一直線に邁進いたします!!