久しぶりの書込みです。
東京へ出張しておりました。その際に、注文していた鍼が出来上がったので受け取りに。
代々続く、大変有名な医療用はりを手作りされている先生に作って頂きました。鑱鍼(ざんしん)と言います。
鑱鍼と言うのは、このブログで何度も登場している『黄帝内経(こうていだいけい)』・・・歴史古いバイブルです。
の中、九針十二原篇と言う所で紹介されています。
その頃は、針先が大きく先端は鋭利で、刃物のような形をして、皮膚を浅く切って(おそらく)表面にある邪気(熱や滞り)を取り去る役割で使用されていました。
しかし、写真の鑱鍼は先端は鋭利ではなく、立てて引いても皮膚を傷つけないもので、皮膚に触れるだけの状態で使用します。
私は主に小児はりとして使います。非常に軽い刺激で、子供の肌を摩擦する手技を行います。
こどもの疳の虫やおねしょ、風邪(かぜ)の初期や喘息、腹痛や便秘などにとっても有効!
また、大人でも緊張が強く鍼が苦手な方や、皮膚表面に症状が出ている方にも。
一口に鍼と言っても、沢山の種類がありますので時々紹介していきますね!!
皆さんもお近くの鍼灸院で、いろいろな鍼を体験してみませんか?