生命の息吹


By

前回までのブログで触れましたが、
古い免疫系の活性化でも、流産(妊娠不成立)が起こります。

子宮内膜(お母さん)と胎盤(胎児)が拒絶反応を起こさないのは、個人間で多様化していない抗原を認識しているからです。

詳しくいうと、胎児と母親が接するのは胎盤と子宮内膜ですので、その間で同じ抗原を出しそれを認識しあっているので、通常は抗原抗体反応を起こして拒絶されることが無いということです。

実は古い免疫系の胸腺外分化T細胞も、顆粒球同様にアドレナリン受容体を持っています。
アドレナリン受容体があるので、ストレス等の交感神経刺激によって活性化します。

では、現実問題として現代の既婚女性の状況を見てみますと、働きながら家事や場合によっては育児、本当に忙しない毎日を過ごしています。職場、家庭、交友、保育園や学校などとのやりとり、それぞれの場面に不満や不安を抱えて、活動する場が増えるほどストレスも増えているようです。これは、当院を受診される患者さんも同様です。
このように感情に関わるもの他にストレスとなりえるのは、身体的な問題です。
それは、慢性疲労、持病、運動不足など。
ここで書いた「持病」は、何かしら症状があり既に病院で診断されいる病と、まだ自覚症状も乏しく顕在化していない病も含みます。
後者は東洋医学的な病ですね。
病は症状が出る前から存在しています。
例えば、『肝・心・脾・肺・腎』の症状がでると→
『疲れがたまり抜けにくい・動悸がしたりめまいがする・お腹の調子が悪い・息切れがする・朝方に下痢をする』
このような症状が出ていなくとも、お体を拝見すると→
『上腹部が硬く弾力がない・脈に力がない・舌に歯型が残っている・皮膚が荒れている・足腰に力がない』
こんな所見が取れることがあります。
あくまで例ですが、持病になりえる不調や心配な所見を解決すると、身体的ストレスを軽減できますね。
それが軽減されると、健やかな気持ちになれる。すると、日常生活は同じでも物事の捉え方や感じ方が変わってきます。
このような問題を解決した上で、子宝に恵まれることに特化した鍼灸治療をしていきます。

昨晩も患者さんから嬉しいメールがありました(T ^ T)
「 こんばんわ。
本日病院に行き、無事に
心拍の確認ができました‼ 」
働きながら妊活をされ、様々な苦難を乗り越えて自然に新たな生命を迎えられました。
患者さんとともに、生命の息吹を感じることができるこの瞬間に自身の仕事を尊く感じています。

あなたの妊活に東洋医学を加えることをお勧めします!

imgp2140