夜泣き 4歳・男
症状
夜泣きがひどく、泣かない日がない。
毎日1~2回夜泣き。
ひどい時は興奮がおさまらず、会話ができない。
日中のカンシャクがある、泣く・叫ぶ・怒る等。
妹が生まれてから悪化している。
治療経過及び結果
来院時の症状人見知りがあり、大人しい。
親の注意に強く言い返すことがある。
便秘(2,3日に1回)
経過初診時から第2診までは日にちを空けずに施術。
初診の夜、夜泣きなし。夜1回起きたものの、泣かずにトイレに行った後すぐに入眠。
第3診~第6診は2日に1回のペースで施術。
その後、1週間で夜泣きがあったのは2回。
内1回は、泣いてはいたが大人しくトイレに行き再び入眠。
日中のカンシャクも会話が出来るほどに落ち着いてきている。
体調や日中の出来事次第で夜泣きすることがあるため週に1回の施術を提案。
考察
当院では、大師流小児鍼を用いて、小児の諸症状に対し皮膚になでるように刺激します。
この子の夜泣きの原因に便秘傾向であることと、妹が生まれたことによる生活リズムや環境の変化が関わっていると考えられる。
便秘が続くと、常にお腹が圧迫され深い睡眠をとることが難しくなる。
また、生活リズムや環境の変化は知らず知らず気を張っていることが多い。
その場合、後頚部や肩甲骨周囲に皮膚の緊張がみられることがある。
夜泣きやカンシャクの子供に多く見られる反応であり皮膚の緊張を取り除く必要がある。
排便を促し、皮膚の緊張を整えることで夜泣き、カンシャクの改善に繋がった。
夜泣きは程度によって完治までの期間が異なります。
原因は様々ですが、夜泣きやカンシャク(カンムシ)には小児はりが効果的です。