四十肩・五十肩 40代・男
症状
治療経過及び結果
来院時の症状仕事で荷物を棚に上げようとした際に痛みを感じ、1ヶ月間痛みが強くなり来院。
特に、腕を横へ上げる動き(外転)で痛みと可動域制限が顕著にみられた。
目が覚めるほどではないが夜間痛も感じている。
慢性的な肩こりを感じている。
経過初診:腕を横へ上げる動き(外転)は90度の角度で痛みを感じていた、施術後90度で可動域制限はあるものの痛みが軽減。全体に感じていた肩関節の痛みが局所的になった。
第3診:痛みが引いてきた感覚があり、仕事中に痛みを感じる頻度も軽減した。可動域制限はまだ残るがぎこちない動きから円滑な動きへ変わった。
第4診:90度付近でややひっかかる感じがあるが痛みもなく正常可動域(180度)、寝起きに少し痛む程度で本人の自覚としては治ったとのこと。
第5診:0から10の痛み評価で初診時10だった痛みが2~1へ軽減し、治療終了。
考察
今回の肩の痛みは理学検査から、肩関節周囲炎(五十肩)と判断して治療した。
自動運動で痛みと可動域制限があったが、他動運動では痛みはあるが可動域は正常に近いことから関節の損傷よりかは筋肉の損傷の割合が多いと考えられる。
痛みを感じながらの生活の中で、肩関節を固定する筋肉が凝り固まっている状態であった。
治療は、経穴(ツボ)と筋肉を狙った施術をした。
外転に関わる筋肉と、逆に働く拮抗筋の余分な緊張を取り除くことで痛み、及び可動域の回復が促された。
〈今回使ったツボ〉
肩貞・臑兪・膏肓・肩髃・秉風など