気の存在と呼吸・姿勢【その2~意思のこと】


By

【その1〜体のこと】の続きいきます。

私の鍼灸院は、大人以外にも子供達に対して小児はりをしています。
こどもというのはあの小さな体で、全身が敏感な受容器。大人の感覚では理解できない。

不登校・いじめ・虐待・DV、行動の真理を見つめる必要がある。
どうして?では解決しないとき。
こどもに対して理屈(言葉)で説得できますか?理解させられますか?変えられますか?
内田先生は小学校にも出張講義しています。目の前では見ていませんが、必要とされていると思います。

精神と肉体は意識と無意識、目的と運動、意思と行動とも置き換えられると思います。
そんな互いの調和によって生まれるのが、「結果、成果、結論、決意」。

まずは大人が変わらなきゃ。

来院される方々の中で慢性疾患でお困りの人たちは、ご本人の意思が置き去りにされたまま行動されていたり、成果ばかりを求めて息が詰まってます。意思と体が同調していないといか。これ、歪みます。
内田真弘先生が調整するのは、呼吸と姿勢です。
息苦しくて生きにくさを感じている方が多いのに。
それが存在しているけれど、感じていない方もまた・・・。

呼吸や姿勢は、意識下でも無意識にも行われます。

我々は寝ている間も呼吸をするし、座ったまま、立ったまま他の活動をします。「呼吸するぞ!」「座ったままでいるぞ!」といつも意識していなくても、それを行うことが出来ます。

物を投げたり、大声で怒鳴るのは無意識ではできませんね。そこには意思があります。

呼吸と姿勢は、意思以外にも無意識にも制御される二重支配を受ける身体活動です。
無意識にも制御される身体活動は心理とも関係が深く、相互作用で大きな影響が。

この身体活動を正しく行えるよう稽古しておく事は、物事のとらえ方やそれに対処する行動も変わっていくということです。

いやいや、物事のとらえ方とスポーツの技能は同じゃないでしょって?

そもそも、人間がやることを細かく切り分けて取り組むのは効率が悪いと思いませんか?ひとつのグランディングされた確固たる自分があるからこそ、自分が行う一挙手一投足が骨折り損にならないコツです。
人間は最初受精卵です。単細胞から始まりました。
バラバラに作成された四肢や頭が、体にくっついてできたわけではありません。

東洋医学では森羅万象、この宇宙のすべてのものが気であるとしています。
気によって存在せしめられ、小宇宙である我々人間もまた気によって存在し心身の活動を行っているのです。
我々、東洋医学を語る鍼灸師では当たり前にある事実。普段の臨床で軽に口にすると、今の世の中なんて言われるか分かったもんじゃない。でも、あるんです。
のせい、が合う、にしない、取る、持ち良い、になる、がする、などなど。
に囲まれを使い続けているのに、その存在を実感できなくなった現代人である我々が、正しい呼吸と姿勢から気を学ぶことができます。

子育てで困り果てている、ゴルフでミスショットばかり、仕事が思うように進まない、いつまでも治らない症状がある。
このような悩みは、たったひとつの事に集中し正しい稽古をしていくと解決するでしょう。

異病同治。東洋医学の言葉にもあります。

それから、こどもの事で困っているなら、まずはお母さんがこのたったひとつに取り組むべきです。
そういったことを、楽しく真剣に学べる場を提供してくれるのが内田真弘先生による「美しい呼吸と姿勢セミナーin福岡」です!

1月24日(日)13:00−16:00
春日クローバープラザ 4階第一和室
ご都合のつく方がセミナー後の懇親会あり(博多駅近辺予定)

IMGP9044

セミナー フェイスブックページ
ホームページ 申し込み専用ページ(紹介あり)