鍼灸院と病院


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こんにちは!
確定申告の目処がやっと立って、ほっと一息の四元です。

このブログを読んでいただくと、鍼灸院が担う領域が明確になります↓

現代医学は進歩していると、認識している方がほとんどではないでしょうか?
今や日本で病気や怪我をしても
行き場がない、なんてことはまずありませんね。
道端で倒れてたって、誰かが救急車を呼んでくれたら病院にからかかることができます。

感染症に対する治療。
消化不調に対する治療。
心臓や循環器の治療。
怪我に対する治療。
小児に対する治療。
周産期の治療。
癌に対する治療。
あるいは婦人科の治療。

医療技術の向上は日進月歩。

しかも、そんな医療を費用の負担が少なく受けることができる我が国。
自治体によっては子どもは実質無料。
本当に、素晴らしい医療体制の整った国ではないでしょうか?

ところが、ここから少しだけ視点を変えて日本の医療を見てみると。

医療技術が進歩した日本。
では、実際に病院の中を覗いてみると。
手にあまるほどの患者で溢れています。
クリニックの小児科でも整形外科でも、あるいは大きな病院の受付や各診療科の前には、診察を受ける患者がつめかけて、大変な混みようです。

本当に医療が進歩して日本の病人は減るのでしょうか?
進歩すればするほど、
受け皿が広がれば広がるほど、
もしかしたら病院にかかる人が増えるじゃないか?
そんな風に思ってきました。

癌の治療技術はどんどん進歩していくけれど、癌を患う人は増える一方。

不妊治療の技術進化は日進月歩。
でも、出生数は下がる一方で昨年の出生数は、速報でついに70万人を下回ったそうです。

周産期医療も小児科領域も世界トップクラスの技術でしょう。
しかし、発達の特性から発達障碍、自閉症と診断される子は年々増えています。これはもしかしたら日本だけ?
また、生きにくさを感じている子は?
日本の小中高生は1週間に約10人自殺しているようです。

なんだか矛盾を感じませんか?

そして、東洋医学のはりきゅう治療はと言うと、担ってる役割というか、領域が現代医学と異なります。

それは、病気にかかりにくい体をつくるところ。
あるいは、自分というものを確立していくところ。
心を豊かにするところ。
現代医学が、病気になってから行くところならば
鍼灸院は、病気になっていようがいまいが行くところ。
現代医学は、症状を抑えることが目的で、見ているのは病気です。
東洋医学は、症状が出ないようにすることが目的で、見ているのは人です。

そんな私も、年が明けてから、ちょっとしたことで転んで怪我をしたり、この歳になって喘息を発症したりと、何かと体調不安がつきまといます。
命を落とすような病ではないけれど、不調を抱えたまま生活するのは、何かと厄介です。
つい最近まで、感染症にも殆どかからず、不調なんてそう滅多に感じる方ではありませんでた。

これが加齢というものなのか、、、。

ひとたび不調を抱えると、健康という状態が何とも愛おしく感じます。
体に何の異常も来していない、ハツラツとした日々をもう一度送りたいと思うようになります。
だから、やはり病気になりにくくしておくために、コツコツ自分の体に投資しなければと思っています。
今よりもっと健康でいるために、免疫力を強くしておくために、はりきゅう治療はとても役に立ちます。
せっかく日本に生まれたなら、はりきゅうを健康維持に活用するのは、すごく価値があることなんだと改めて実感しています!

そういえば先日、知人の結婚式に行ってきました。
幸せな空気、素敵な空間、みんなの笑顔。
久しぶりに癒されました~(^^)