こんばんは!
揚げ物大好き川上です。
本日は、油(脂質)のお話です。
早速ですが、「あぶら」と聞くとどのようなイメージがわきますか?
・太る
・体に悪い
・肌が荒れる、ニキビができる
・血液がドロドロになる
など、油はどちらかと言う控えるべき食べ物だという認識の方が多いのではないでしょうか?
そんな少しネガティブなイメージが湧く油ですが、
私達の体でどんな働きをしているのか。
①からだをを動かす
②からだを構成する
③からだを整える
以上が、脂質の役割です。
①からだを動かす
糖質とタンパク質は1gあたり4kcalの熱量を産むのに対し、
脂質は1gあたり9kcalの熱量を産むことができます。
脂質は三大栄養素の中で最も効率の良いエネルギー源です。
カロリーが高いとこれまた太るというマイナスイメージになりがちですが、
実は、同じ9kcalの熱量を産む脂質でも太りやすいものや太りにくいもの、逆に痩せやすい状態にするようなものもあるんです。
②からだを構成する
私達はおよそ37兆個の細胞で構成されています。
その一つ一つの細胞の膜を作っているのがリン脂質という脂質です。
細胞膜は細胞の機能を維持するという重要な役割を持ちます。
この細胞膜の脂質、普段の食事で食べている脂質が原料です。
③からだを整える
細胞膜の脂質から脂質メディエーターが作られます。
脂質メディエーターとは、様々な情報を細胞に伝えて体の状態を調整し、恒常性を保つという重要な役割を持ちます。
例えば、炎症を起こせ!という情報を伝えるものや、逆に炎症を抑えろ!という情報を伝えるものがあります。
脂質メディエーターはこのバランスが大切です。
炎症を起こすメディエーターばかりが多いと過度な炎症によりアトピー性皮膚炎や月経痛などの原因にもなりかねません。
そしてもちろんこの脂質も食事で食べた脂質が原料です。
ここまでで今の油のイメージはいかがですか?
体に良い物ですか?悪いものですか?
三つの役割に共通することがあります。
すべて食事から摂った脂質が原料だということ。
つまり、食事で体内の脂質コントロールが可能であるということ。
そのためには、脂質を理解する必要があります。
脂質の細かい話はまた次回させていただきます。
今回のお話をまとめると油(脂質)は、
効率の良いエネルギー源だということ。
体をつくる細胞の膜を作っているということ。
恒常性を保つ重要な働きをしているということ。
そしてそれらは全て、食事で摂った油が原料となっていること。
いまあなたの体でおきている様々な不調は、食事を変えるだけで改善されるかもしれません。
次回は、正しい油の選び方、摂り方をお伝えします!
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