こどものお腹。


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赤ちゃんは、ものは言わないけれど。
態度でキッチリ伝えてくれます。

「いいねー!先生。」
「お?今日調子いいんじゃない?」
「おいおい、手が重たいよ。」
「あ~サッパリした!」

小児はりが終わった後。
はっきり伝わってくるのが、腹部打診という診察方法です。

今日最後に来てくれた、常連さんの男の子。
感じよかったねー。
「よしよし。四元いいよ。」
「お腹スッキリしたな。なんだか腹減ってきた。」
「母ちゃーーん!おっぱいくれよーー!!」
すかさずお母さんからおっぱいをもらって、
ご機嫌な笑顔でお別れ。

昔の内科医はお腹を触診して、打診して、時には聴診してと五感を駆使して患者さんの状態を把握していたと思います。
超音波検査や血液検査があまり主流でなかった頃は、お医者さんの腕がモノを言ったわけですね。
ものすごい名人もいたと思います。

私は血液生化学検査も、画像診断もできませんので。
腹診の名人に。終わりなき旅です(笑)。