風邪 3歳女児

症状

来院前夜より38度台の発熱。
便が硬く、兎糞状。

治療経過及び結果

来院時の症状

いつもより元気がないが、きつそうにはしていない。
発熱の為、体が熱く感じる。
便がしっかり出ていないため、下腹部は硬く弾力が無い。上腹部はガスが溜まっており緊張して膨満して

その他の症状

無し。

経過

来院前に小児科を受診。風邪の診断を受け、下熱薬と風邪薬を処方される。
その帰りに当院を受診。
小児鍼を施術し、帰宅するといつもより長くぐっすりと眠った。昼寝から目覚め、しっかりとした排便があった。
夜寝入るときに発熱があったため、下熱薬を使用して寝かしつける。
翌日目覚めてからも解熱しており、一日元気に過ごした。
翌々日、朝から鼻水・咳が出たため来院。
小児鍼を施術し、帰宅するとまたもしっかりと昼寝をして家で過ごす。
翌日には鼻水・咳が治まった。

考察

小児鍼に限ったことではありませんが、風邪の症状は早めの治療が功を奏します。
この子の場合も、以前から兄妹児を含めて小児鍼を受けており、今回は親御さんの素早いご判断で来院され、結果的には下熱薬一回の使用で風邪薬無しで回復しました。
1日で解熱、鼻水・咳も1日で回復です。

今回使ったツボ
小児鍼はツボに対する治療ではなく、体表(皮膚)の反応部に対して施術します。
この子の場合、隆椎、第11胸椎(督脈)、後頭部です。