生理痛 10代女性
症状
初潮以来、月経周期が不安定。殆どが40日以上の周期。
月経開始すると長期間出血が続く事もある。
月経前のイライラや月経開始後の腹痛や腰痛が酷く学校を休む。
漢方(当帰芍薬散)を服用しているが今のところ改善は見られない。
治療経過及び結果
来院時の症状月経周期が安定していない。
月経前になるとイライラして下腹部痛・腰痛が出てくる。
経血が多く、月経開始3日目が最も辛く学校を休むこともある。
ニキビ。
経過初診時にすでに32日経過していた。
体の気血の巡りを良くする鍼灸施術を行い、月経を促す。
第2診では月経2日目で、腰の重だるさを訴える。
1週間後の第3診はニキビの改善もみられる。
月経2日目の出血が多くきつかった、月経は6日間で終わったとのこと。
この後は月に2回程度の鍼灸施術を継続し、月経周期は26日~29日の間で推移。
月経期間も安定し、生理痛も改善している。
考察
まだ初潮からあまり周期を重ねていないため、月経が不安定であった。
また、それにより体内の気血のバランスを大きく崩しやすく、自律神経にも悪影響を及ぼしていた。
月経周期や期間が延長気味だったため、まずは月経周期を安定させることで余剰な循環使内エネルギーを溜め込まないように施術していった。
若さも助けて、治療開始から2周期で安定し痛みも激減した。
また、気血の流れが改善されたため顔ののぼせが無くなり、ニキビが改善した。
今回使ったツボ
次髎(じりょう)、腎兪(じんゆ)、内関(ないかん)、公孫(こうそん)、上星(じょうせい)