夜泣き 2歳2ヶ月・女児
症状
寝付きが悪く、二時間かかることも。
夜中に起きてしまい、それから二時間は寝ない。
治療経過及び結果
来院時の症状表情が固く、大人しい。
その他の症状お昼寝をしない。
寝不足なのか、イヤイヤがひどい。
最初は連日で、その後調子を見ながら施術の間隔をあけると提案して開始。
最初の2回は連日で通ってもらった。
初診の夜は、寝付きが良く7時間ほど続けて眠れたが朝の機嫌が悪かった。
3回目からは週2回のペースで施術した。
4回目から寝付きも良く朝までぐっすり眠られる日が増え、日中のイヤイヤも軽減した。
その後は週に1回の施術で継続して眠られるように小児はりを続けた。
たまに夜起きることがあっても、すぐ寝付くようになった。
お昼寝も毎日ではないがするようになり、睡眠サイクルが整ってきた。
考察
当院では大師流小児鍼を用いて、小児特有の諸症状に対し皮膚をなでるように施術します。
寝付きや夜間中途覚醒といった睡眠の問題は様々な原因が考えられます。
今回の場合は、皮膚の状態、腹部打診(お腹をトンっと叩いた時の音)から神経疲労が原因の一つとして考えられました。
皮膚に適正な刺激をいれることにより体へのストレスを取り除き、高ぶった神経を落ち着かせることで睡眠の問題が改善されます。
当院をご利用される方の多くは、夜泣きや寝付きといった睡眠に関するお悩みです。
夜泣きは、その子本人だけでなく親も寝不足になり親子で心身ともに疲弊してしまいます。
育児のお悩み、小児はりでお手伝いさせていただきます。
〈今回使ったツボ(エリア)〉
大椎・天柱・風池(後頚部)
肺兪・厥陰兪・心兪(肩甲間部)