坐骨神経痛 40代・男性

症状

坐骨神経痛様症状

右臀部から右下肢にかけての痛み

治療経過及び結果

来院時の症状

来院時の2週間前より痛みが出現。

痛みの感じ方に波はあるが、ピーク時には歩行困難なこともある。

その他の症状

股関節の可動域が狭く、あぐらがかけない。

 

経過

初診時は、右足を引きずるように来院。
痛みが強く、歩行が困難であった。
前屈30°、SLRテスト30°で右臀部から右下肢にかけて痛み、痺れが出る。
腹診、理学検査を元に疼痛緩和を目的に施術を行った。
前屈とSLRテストでの痛み、痺れは改善した。

第2診では、痛み痺れは改善したが筋肉痛のような張りを感じているとのこと。
初診時と同じ理学検査で陽性所見無し。

第3,4,5,診と施術を重ねるごとに、筋肉痛のような症状は改善し、当初訴えていた痛み、痺れは消失した。

考察

初回で改善が見られた。発症からの受診が早期だったため、回復も早かった。
今回の痛みは、傾いた椅子に長時間座っていたことがきっかけで発症したとのこと。
ヘルニアの既往歴もあったが、臀部(梨状筋)の筋緊張が強く診られたため神経痛の原因は臀部の可能性が高いと判断。
臀部を中心に、腰部、頚部の筋緊張を取り除く治療を行い改善が見られた。

 

今回使ったツボ
足三里(あしさんり)、太溪(たいけい)、崑崙(こんろん)、大腸兪(だいちょうゆ)、関元兪(かんげんゆ)、裏環跳(うらかんちょう)、殷門(いんもん)