四十肩・五十肩の迷信


By

本日も肩関節痛の患者様がいらっしゃいました。
肩関節痛。
肩関節は全身の関節の中でもっとも自由度が高い(関節可動範囲が広い)関節です。
そして解剖学的には、肩甲上腕関節と言います。
肩甲骨と上腕骨で出来た関節です。
もっぱら、筋肉や腱、軟部組織で連結されている関節なんです。

四十肩・五十肩は、この筋肉や腱、軟部組織に起きている炎症だということですから。
肩関節周囲炎です。

ときどきこんな話を耳にします。
「四十肩・五十肩なんて、ほっときゃ治るよ!」と言われたと。
ほっときゃ治る。

表現がざっくりしていて、理解が難しいですが。
ほっときゃ、死ぬまでには治るでしょうね。

でもほっときゃ治ったけど、2年かかった。
1年以上かかって右が治ったのに、こんどは左が五十肩になって痛くて仕方ない。

そんな患者様もいらっしゃいます。

ハッキリ言って、四十肩・五十肩の放置例では、ろくな経過を辿りません。
肩が痛くて挙がらない。荷物をもてない。車の運転も不自由。
夜はズキズキと痛んで眠れない。夜中に何度も目が覚める。等等。。

やはり、何らかの医学的、積極的介入が好ましいと思います。
鍼灸も然。

肩が痛い!腕が挙がらない!!
となったら出来るだけ早くご来院くださいね。

CA3I3396
CA3I3396