つわり 20代・女性

症状

つわり

治療経過及び結果

来院時の症状

妊娠5週目からつわりが始まり、8週目にかけて症状(胃のムカムカや抑うつ)が強くなる。たまに吐き気もある。
18週目の現在も症状が続いている。

その他の症状

肩こり、便秘。

経過

初診時は妊娠18週目で、1日中胃のムカムカに悩んでいた。
妊娠前から便秘体質で2,3日に1回の排便が妊娠後1週間に1,2回になり便秘が悪化していた。
つわりと便秘に対する施術を行い、週2回の頻度での施術を勧めた。
4日後に第2診、前回から2回の排便があり、つわりの症状が軽減した。
第3診では、つわりの症状がキツイ日もあったが軽減はしている。
第3診から第4診の間の4日間排便がなく胃のムカムカを感じ始めた。
ストレスを感じる出来事があると、連動して症状が現れている。
情緒のコントロールと排便を促すための施術を続ける。
現在継続治療中。

考察

妊娠により気の上逆が起こりやすい状態でのストレスや抑うつにより肝のはたらきである疏泄(循環)が失調し、胃に影響を与えたと考える。
肝の失調により本来、気を下へ降ろし消化と吸収を促す胃のはたらきがうまくいかず吐き気やムカムカといったつわり症状が現れたと考える。
平素より便秘傾向であったが妊娠により助長され悪循環が生じている。
体内循環を調節し情緒のコントロール、排便を促す治療をおこない症状は軽減した。

今回使ったツボ

足三里、中脘、中封、内関、肝兪、期門、公孫