小顔鍼灸 70代女性
症状
顏のむくみ
ほうれい線が目立つ
治療経過及び結果
来院時の症状顏がむくみやすい。
瞼が下がり重く感じる。(目が開きにくい)
ほうれい線が深くなり、より老けた印象に見られる。
顔のケアは月に1回くらいのホームエステなど。
胃部不快感。
左肩の痛み。
左股関節の痛み。
聴力の低下。
食欲はあるものの食後に胃がムカムカすることが多いとのことで、胃腸の働きが低下していると処々にむくみが出やすいので、胃腸の働きを改善する治療も行いながら施術にあたった。
顔に関して言えば、皮膚のキメはは細かいものの、むくみと全体的な顔面の筋肉の硬さが目立ったので、それがたるみやほうれい線の深さに影響している様子であった。力仕事も多くこなしているとのことだったので、咬筋の硬直具合から歯の食いしばりも強い様子が伺えた。
第1診〜第5診までは1週間に1回ペースで第5診が終了したところ。
初診時と比べると、一番大きな変化はフェイスラインがかなりスッキリし、顔全体が小さく引き締まった。写真での客観的評価でも、一目瞭然に変化を感じられた。
他には、目尻のシワの軽減、ほうれい線が浅くなった、肌のトーンが明るくなったなどの変化が見られた。
今後は肌の調子を見て、施術の間隔を調整して施術を継続していく予定。
考察
前回に挙げた小顏鍼灸の症例ノートと同様だが、胃腸の不調が顔のコンディションにも影響している状態だったので、体の機能をバックアップすることを同時に行った。
日常生活動作では、しゃがみこんで前傾姿勢で力仕事をすることが多いので、頚肩部への負担もかなりかかっており、猫背が癖となっていた。頚肩部~腰背部を整えることで、筋肉の緊張を緩和させ、体液循環を改善し、むくみの軽減につなげることができたのではないかと思う。
今回使ったツボ
足三里(あしさんり)、胃兪(いゆ)、腎兪(じんゆ)、復溜(ふくりゅう)、大迎(だいげい)、頬車(きょうしゃ)、地倉(ちそう)